谷口正壽(たにぐちまさとし)
能楽石井流大鼓方 (のうがくいしいりゅうおおつづみかた)
重要無形文化財「能楽」総合指定保持者
故谷口正喜に師事
本名 成田有辞(なりたゆうじ)
生年月日 昭和43年12月20日生まれ 血液型 B型
所属団体 公益社団法人 能楽協会、 一般社団法人 京都能楽囃子方同明会、 一般社団法人 日本能楽会、 京都能楽会、 京都創生座
小鼓を愛好していた祖母の影響を受け幼少の頃より能に親しみ、
昭和54年(10歳)に石井流大鼓方宗家代理の谷口正喜に入門。
昭和55年(11歳)に「百萬」で初舞台。以後「石橋」「猩々乱」「道成寺」等の大曲を披く。
平成6年に修行時代の仲間らと自らの勉強と能楽普及を目指した、心味の会を結成。
平成9年に谷口正喜の芸養子となり谷口有辞と名乗る。
能楽のみならず、他ジャンルとの共演にも挑戦し、長唄、地歌などと能楽をコラボレートする京都創生座に参加以後、中核メンバーとして「倶利伽羅忠度」「四神記」「舞扇要結縁」等に出演すると共に脚本の一部を手がけるなど能楽の新たな可能性を探る。
また、小中学生に能楽囃子の手ほどきをする「こども能楽囃子教室」や、学校での能楽囃子公演「囃子堂」など、京都能楽囃子方同明会での活動を通じ、次世代への能楽普及に努める。
平成23年に谷口正壽に改名。
主な芸歴
昭和54年4月4日 石井流大鼓方宗家代理谷口正喜に入門
昭和55年5月28日 初舞台「百万」 谷口喜代三師三回忌追善三寿会 京都観世会館
昭和60年11月12日 初能 「羽衣」 神戸学生鑑賞能 湊川神社神能殿
昭和61年2月 同和会(現 京都能楽囃子方同明会)入会
平成元年4月 能楽協会、京都能楽会入会
平成3年11月23日 「石橋」披き 曽和鼓堂・脩吉五十回忌追善会 京都観世会館
平成4年11月8日 「猩々乱」披き 奈良工芸フェスティバル’92 ならまちセンター
平成5年9月4日 「道成寺」披き 曽和一門会 京都観世会館
平成6年5月15日 「望月」披き 藤井久雄米寿祝藤井定期能別会 湊川神社神能殿
平成7年12月14日 在京都の若手能楽師らと心味の会を結成
平成9年1月1日 谷口正喜の芸養子となり谷口有辞に改名
平成19年12月 京都創生座に参加
平成23年1月1日 谷口正壽に改名
平成23年9月1日 日本能楽会入会(重要無形文化財総合指定認定)