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クサリ

五鎖目

もうお気づきのことと思うが、当コラムの冒頭には「〇鎖目」と入れている。

どういう意味か不思議に思われた方もいるだろう。

「鎖」とは、西洋音楽でいうところの小節のことである。

1小節は一鎖、4小節は四鎖という具合である。

能楽囃子に関するコラムらしくしようと思い、かようなナンバリングを打った次第である。

能楽は一鎖八拍を基本としているが、謡の文字数によって一鎖が二拍・四拍・六拍と変化することがよくある。

しかも、変化した後すぐに八拍に戻ることもあれば、立て続けに四拍、四拍、八拍、二拍など複雑に変化することもある。

これを覚えるのは中々大変なのだが、謡の七五調の言葉が字余り・字足らずになったり、同じリズムが単調に続かないようにわざと変化をつけたりするためなので、大変重要な要素なのだ。

ちなみに八拍を本地、二拍はオクリ、四拍はトリ、六拍を片地と呼ぶ。(他にも四ツ地、短ノ間といった特殊な鎖も存在する。)

大小様々な鎖がつながることで、ノリ(曲調)や抑揚ができるように、「言無記」の鎖をつなげていきたい。

さて今日の「言無記 五鎖目」はいずれであろうか。

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大鼓

四鎖目

いまさらではあるが、大鼓という楽器を紹介したい。

一般に「鼓」というと「ポン」という音が鳴ると思うのではないだろうか。

「大鼓」は「チョン!」という音が鳴る。

その構造は2枚の馬皮に桜材の胴をはさみ麻製の紐を通した組み立て式である。

実際にどんな音がするかは能楽堂に足を運んで聴いて頂きたい。

ほかにも意外な特徴や秘密などがあるが追々語るとする。

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休暇

三鎖目

能楽師というのは、暇な時はとことん暇だが、ハイシーズンに突入すると休みがほとんど取れなくなる。

能楽のシーズンは春4~6月と秋9~12月だ。(もちろんほかの季節も能楽の催しはある)

いよいよ秋シーズンに突入するが、その前に英気を養うべく2泊3日のバカンスにいった。

(たった2泊3日と思われるかもしれないが、不定期の仕事ばかりなので、連続した休暇は中々とれないのだ。)

天気にも恵まれ、雲仙・阿蘇・熊本の自然・歴史・文化・食を堪能した。

(体重が2Kg増えたのは予定外だったが・・・)

さて、楽しい休暇が終わり明日からいよいよ2014秋シーズン開幕である。DCIM0474

 

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カスタマイズ

二鎖目

「カスタマイズ」「デフォルト」「プラグイン」「css」「php」

今までは全く縁の無かった言葉だが、必要にかられ調べた結果、どういう意味なのかようやくわかった。

そして無謀にも、当サイトの「カスタマイズ」を敢行。

何とか、イメージしたスタイルになった。

そもそもhtml言語など全く知らない人間が、「css」なるものをいじるのは狂気の沙汰だが、ひたすらgoogleったら、何とかなった。

WordPress(ソフトウエア)と、その使い方の情報を無料で公開している篤志家達に感謝する。

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初投稿

一鎖目

初投稿である。

Blogとは、何を書けば良いのか今ひとつピンときていないのだが、紹介したき事・思うところなどを書いていきたい。

まずは、タイトルである。

「言無記」と書いて「ことぶき」と読んで頂きたい。

意味は、ご想像にお任せする。

元来めんどくさがりの自分にBlogなど出来るのか?という疑問は残るのだが、とりあえず

乞うご期待。