三一鎖目
同会若手五人による自主企画公演「第1回囃子Labo」が開催され、満席の盛会となった。
(僕は、押しかけスタッフとして場内整理に当たった。)
この催しは、読んで字の如く、能楽囃子の可能性を探る実験的催しである。
様々な一声(出囃子の一種)の聞き比べや、船弁慶を囃子のみで演ずる言わば「囃子語り」的な船弁慶組曲など、盛りだくさんの内容であった。
若手達は催しをすることの大変さと同時に喜びを感じたのではないだろうか。
いつもはおとなしくどこか物足りない印象の若手だが、意欲的に様々な試みにチャレンジする姿をみて嬉しく思った。
これからどのような活動を展開していくのだろう。
「囃子Labo」の今後が楽しみである。